放置厳禁!固形物によるトイレつまりの正しい対処法とNG行動、再発防止策
1. 固形物によるトイレつまりの特徴
トイレットペーパー以外の固形物を誤って流すと、水分を含んで膨張し、排水管内の曲がり角や継ぎ手部で固着しやすくなります 。
一度膨張した固形物は化学薬品でも分解しにくく、自力での解消が非常に困難になるケースが少なくありません 。
2. 応急処置の基本手順
2.1 排水桝を遮断する
落とした固形物が下水管へ流出しないよう、建物外のマンホール型排水桝を専用工具でしっかり塞ぎます 。
2.2 止水栓を閉める
止水栓をマイナスドライバー等で右に回して閉め、新たな給水を停止。これにより固形物を押し流す水圧を遮断します 。
2.3 手で取り出す
手首まで覆う長さのゴム手袋を着用し、便器内に手を入れて目視できる範囲の固形物を慎重に掴み取ります 。
2.4 ラバーカップ(すっぽん)の使用
便器内の水位を上面から10cm程度下げ、ラバーカップを排水口に密着させて静かに押し込み、勢いよく引いて吸引します。ただし固形物を深部へ押し込む恐れがあるため、あくまで最終手段としてください 。
2.5 真空ポンプクリーナーの活用
水を一度も排出しない仕組みのため、固形物が奥へ流れるリスクを低減できます。穴をしっかり密着させて引くことで取り出しやすくなりますが、陶器を傷つける可能性もあるため、状況に応じて業者依頼を検討しましょう 。
3. 絶対に避けるべきNG行動
- 何度もレバーを引いて水を流す:詰まった状態で水流を繰り返すと、便器から溢水したり、固形物がさらに排水管深部へ送られます 。
- ラバーカップで押し込む:吸引ではなく押し込む行為は、固形物を管内深部に固着させ、取り出しが一層困難になります 。
- パイプユニッシュ等の化学薬剤やワイヤークリーナー使用:塩素系洗浄剤は固形物を分解しきれず、有毒ガス発生や管損傷のリスクがあります 。
4. スマホや鍵など貴重品を落とした場合
スマホや鍵は重量があるため、便器内の狭い曲がり角で引っかかりやすいです。ゴム手袋での手動取り出しが最も確実で、安全です 。
ラバーカップや真空ポンプは重量物には効果が薄く、無理に使うと便器破損の恐れがあるため避けましょう 。
5. 再発を防ぐ日常の予防策
5.1 流していいもの・悪いもの
トイレに流せるのは「人の排泄物」「トイレットペーパー」「水」のみです。ティッシュ、生理用品、ペットシート、食べ残しなどは必ず可燃ごみとして処理しましょう 。
5.2 トイレットペーパー使用量の管理
大洗浄では約5m、小洗浄で約2mを目安に一度に流す量を制限。節水グッズと併用すると水量不足で紙が溶け残り、詰まりの原因となるため注意してください 。
5.3 トイレ周辺環境の整備
タンク上や床に小物を置かず、スマホなど貴重品はヒップポケット以外の落下防止ポケットに保管しましょう 。
5.4 定期的な点検・清掃
尿石や汚れの蓄積は水流不足や臭気の原因に。専用洗浄液での清掃や、プロによる高圧洗浄を年1回程度検討すると安心です 。
6. 自力での解消が難しい場合は
便器脱着や配管深部での固着が疑われるときは、国家資格を持つ専門業者へ早めに相談しましょう。専門知識と専用機材で迅速かつ確実な対応が可能です 。
以上の手順と注意点を参考に、固形物によるトイレつまりを悪化させず安全に対処し、日常的な予防策で再発リスクを大幅に減らしましょう。
水回りのトラブルは街の水道屋さん.comにお任せください!
街の水道屋さん.comは埼玉県ふじみ野市発の水道屋さんです。地域密着でお客様のお困りごとを解決致します。
運営元の株式会社マルナカ設備工業は55年以上続く三芳町の設備会社。
水道修理やリフォームの高い技術と豊富な知識で高い品質の施工を提供いたします。
お見積もり、電話相談、キャンセルは無料です!
お気軽にお問合せ下さい。

街の水道屋さん.com運営元:株式会社マルナカ設備工業