DIYで分かる!混合水栓の交換完全ガイド
本記事ではDIYで混合水栓を安全かつ確実に交換するためのフローとポイントを、写真付きマニュアルを参照しながら詳細に解説します。
はじめに
キッチンや洗面所で使用される混合水栓は、長年の使用でパッキン劣化やカートリッジ摩耗による水漏れトラブルが発生しやすくなります。
水栓交換は専門業者に依頼すると工賃がかかるため、DIYでスキル向上とコスト削減を図る方も増えています。
作業前に給湯温度を60℃以下に設定し、給湯機器の圧力が給水圧力を上回らないよう確認しておくとヤケド防止になります。
事前準備
必要工具・材料
- モンキーレンチ(または水栓締付専用レンチ)、プライヤー、シールテープ(ねじ山に6~10回巻く)、ドライバー、バケツ、タオルを用意しましょう。
- 新しい混合水栓本体および付属のカートリッジ・シートパッキン・逆止弁を必ずセットで購入してください。
確認事項
- 作業前にシンク下の止水栓(給水・給湯両方)が正常に閉じられるか確認しましょう。
- シンク周辺のスペースを確保し、床やキャビネット内に工具・部材が散乱しないよう整理します。
- 古い水栓の裏側にある補強板(バックプレート)に腐食や緩みがないか点検し、必要であれば9〜12mm厚の木板などで仮補強しておきます。
交換手順
1. 止水・残水排出
シンク下の給水・給湯止水栓をしっかり閉じ、レバーハンドルを操作して水栓内部の残水をバケツで受けながら排出します。
2. 古い混合水栓の取り外し
- 化粧キャップを外し、ドライバーでレバーハンドル固定ネジを緩めてハンドルを引き抜きます。
- モーターレンチまたはモンキーレンチを水栓工具掛け部に掛け、固定ナットを反時計回りに回して外します。
- ヘッドパーツを引き抜いた後、給水ホース・給湯ホースを逆止弁から取り外します。
- 本体を台座から引き抜き、台座部分も取り外します。
- 外した配管まわりや台座周辺の汚れやサビを掃除し、新水栓取付時の密着性を高めましょう。
3. 裏板の点検・補強
台座を外した際に見える補強板を点検し、腐食や緩みがひどい場合は厚さ9〜12mmの木板などで適宜補強してください。
4. 新しい混合水栓の取り付け
- 新しい混合水栓を取り付け穴に挿入し、付属ナットを手締めで仮固定した後、モーターレンチで均等に増し締めし水平を保ちます。
- シールテープをねじ山に6〜10回巻き、水密性を確保します。
- 給水ホース・給湯ホースをそれぞれの逆止弁接続口へ差し込み、クリップやキャップでしっかり固定します。
5. 水漏れ確認・仕上げ
- 止水栓と元栓を開け、蛇口を全開・全閉しながら各接続部に水漏れがないか慎重にチェックします。
- シンク下やキャビネット内に水滴がたまっていないか確認し、タオルで拭き取って作業完了です。
メンテナンスとポイント
- 交換後は2〜3年ごとにカートリッジやシートパッキンの劣化をチェックし、必要に応じて交換しましょう。
- 定期的に蛇口根元のミネラル堆積を柔らかい布で拭き取り、固着や腐食を防ぐと美観と機能を保てます。
まとめ
DIYでの混合水栓交換は、事前準備と手順を守ることで安全かつ経済的に行えます。定期メンテで安心の水回り環境を維持しましょう。
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