トイレの浮き玉・ボールタップを自分で交換!DIY完全ガイド
本記事では、トイレの浮き玉(フロートボール)やボールタップ(フロートバルブ)を自分で交換するメリットや準備、具体的な手順、費用相場を詳しく解説します。
DIYでの交換は、専門業者に依頼する場合と比べてコストを大幅に削減でき、工具さえ揃えれば30分~1時間程度で作業が完了します。
必要な工具はモンキーレンチとマイナスドライバーが基本で、新品部品を含めたDIY費用は約3,000~10,000円程度です。
一方、業者に依頼する場合は10,000~20,000円程度が相場で、作業難易度や地域差によっては30,000円前後になることもあります。
ボールタップ・浮き玉の役割と種類
ボールタップとは?
ボールタップ(定水位弁)は、トイレタンク内の給水を自動で制御する装置であり、水位低下時にバルブを開き、水位上昇時に閉じる仕組みを持ちます。
主に単式ボールタップと複式ボールタップの2種類があり、一般家庭用は単式、貯水槽など大規模用途には複式が使われます。
浮き玉の種類と特徴
浮き玉(フロートボール)は、ポリ玉・銅玉・ステンレス玉などの素材があり、それぞれ耐久性や浮力特性が異なります。
古くなると亀裂や水漏れの原因になるため、10~15年程度を目安に交換を検討することが推奨されます。
必要な工具・部品
工具
- モンキーレンチ:ナットの着脱に使用します。
- マイナスドライバー:止水栓の操作やタンクフタの取り外しに使用します。
- ラジオペンチ:蝶ねじなど細部の締め付けに便利です。
部品
- 浮き玉:1,000~3,000円程度(素材やメーカーによる)。
- ボールタップ本体:3,000~10,000円程度(規格・ブランドで価格が変動)。
- 密結パッキン・ワッシャ:500~1,500円程度で交換推奨。
DIY交換手順
1. 準備
- 止水栓を反時計回りに回して完全に閉め、レバー操作でタンク内の水を排出します。
- タンクフタを慎重に取り外し、作業スペースを確保します。
2. 浮き玉のみ交換する場合
- 浮き玉のアームを固定しているナットをモンキーレンチで緩め、古い浮き玉を取り外します。
- 新しい浮き玉をアームにセットし、ナットを均等に締め付けます。
- 止水栓を開けて水を流し、水位が適正か確認します。
3. ボールタップ本体ごと交換する場合
- 手洗い管や補助管をラジオペンチで外し、給水管との接続ナットを緩めます。
- タンク内側と外側の袋ナットをモンキーレンチで外し、旧ボールタップを取り出します。
- 新しいボールタップを内部から差し込み、袋ナットとツバ付きナットでタンクに固定します。
- 手洗い管・補助管を元に戻し、止水栓を開いて漏れがないか点検します。
4. 水位調整
タンク内のオーバーフロー管にある水位ラインを目安にし、水位調節リングで適正な高さに設定します。
費用相場
DIY費用
自力で浮き玉とボールタップを交換する場合、総額3,000~10,000円程度で作業可能です。
業者依頼費用
- 交換基本料金:5,000~10,000円
- 部品代:2,000~5,000円
- 出張費:3,000~5,000円
- 合計:10,000~20,000円程度が一般的な相場です。
交換時のポイント
- 作業前には必ず止水栓を完全に閉め、水抜きを徹底してください。
- 新旧部品のパッキンが確実に嵌っていることを確認し、ナットは均等な力で締め付けます。
- ナットを締めすぎるとタンクが破損する恐れがあるため、適度な力加減を心掛けてください。
- 電子制御のタンクレストイレには本手順が適用できない場合があるので、機種を確認しましょう。
DIYでの浮き玉・ボールタップ交換は、正しい手順と注意点を守れば難易度は高くありません。コストを抑えて快適なトイレ環境を維持したい方は、ぜひ本ガイドを参考にチャレンジしてみてください。もし不安があれば、信頼できる業者への依頼もご検討ください。
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