給湯器の水漏れ原因と対策を徹底ガイド

給湯器からの水漏れは、機器内部の部品劣化や配管凍結、施工不良、安全弁のトラブル、タンク内部の腐食など多岐にわたる原因で発生し、放置すると住宅への水損や一酸化炭素発生など重大なリスクを伴います。また、応急処置として給水元栓の閉鎖や電源オフを行い、劣化部品の交換や凍結予防策、定期点検を適切に実施することで、給湯器を安全かつ長持ちさせることが可能です。

給湯器からの水漏れがもたらすリスク

給湯器から漏れた水が本体内部に入り込むと、不完全燃焼による一酸化炭素発生や火災の原因となる恐れがあります。また、天井裏や床下へ浸透すると建材の腐食やカビ発生を招き、補修費用が高額になるケースも少なくありません。早期発見と対策が不可欠です。

主な原因

1. 部品の経年劣化・摩耗

給湯器内部のゴム製パッキンやOリングは、使用開始から約4~6年で硬化やひび割れが起こりやすく、水漏れの大きな要因となります。同様に、減圧弁や過圧防止安全弁(逃し弁)が磨耗やスケール付着でシール機能を失うと、常時水が排出される状態になります。

2. 配管凍結

冬季や寒冷地域では、給湯器本体や配管内の残水が凍結し、氷の膨張で配管や本体接合部が破裂してしまうことがあります。断熱材の不備や予防策不足があると、比較的温暖な地域でも凍結トラブルを引き起こします。

3. 施工不良・取付ミス

給湯器設置時に配管接続の締め付けやシーリングが不十分だと、使用中の振動や熱膨張で接合部が緩み、水漏れが発生しやすくなります。特にDIYや経験の浅い業者による施工では要注意です。

4. 安全弁・減圧弁のトラブル

過圧防止用の安全弁が異物噛み込みやバネの劣化で設定圧力以下でも開放することがあり、本体下部から水が滴下するケースがあります。

5. タンク内腐食・金属劣化

給湯器の銅管やステンレス製タンクは、水質や配管からの不純物により腐食が進み、ピンホール状の小穴が空いて漏水を引き起こす場合があります。

6. 水抜き栓の緩み・劣化

本体底部の水抜き栓(ドレンバルブ)は、キャップの緩みやシール部の劣化で常時微少な漏れが起こることがあり、放置すると徐々に漏水量が増える恐れがあります。

水漏れを止めるための具体的な対策

応急処置

  • 給水元栓を閉める:給水元栓を確実に閉鎖することで、それ以上の水漏れを即座に防げます。
  • 電源オフ:通電状態を遮断し、システムへの負荷を軽減します。

劣化部品の交換・修理

  • Oリング・パッキン交換:ヘッドカバーを先に取り付けてからOリングを装着するなど、メーカー指定の手順を厳守してください。
  • 安全弁・減圧弁交換:内部部品の交換は専門業者へ依頼し、純正部品を用いることが安心です。

配管凍結予防

  • 凍結予防ヒーター/断熱材:配管にヒーター線や断熱材を巻くことで凍結を防ぎます。
  • 自動ポンプ運転:リモコン設定で残り湯を循環させ、配管内の温度低下を抑制します。
  • 微量流水:給湯栓から微量の水を流し続けるシンプルかつ効果的な方法です。

定期点検・メンテナンス

  • 点検頻度:家庭用給湯器は製造から9~11年ごとに専門業者による法定点検を行うことが推奨されます。
  • 消耗部品の早期交換:パッキン類は4~6年、その他内部部品は10年を目安に交換をご検討ください。

専門業者への依頼タイミング

  • 漏水箇所が特定できない場合や、本体腐食が疑われる場合は、水道工事業者やメーカー認定のガス機器販売店へ速やかに点検・修理を依頼しましょう。

まとめ

給湯器の水漏れは早期発見・適切な応急処置、定期的な部品交換と点検、そして必要に応じた専門業者への依頼が重要です。今回ご紹介した原因別対策を実践し、安全で快適な給湯環境を維持してください。

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