賃貸でも安心!後付けできるウォシュレット3つの条件と取り付け・対応ガイド

トイレに快適性をプラスするウォシュレット。しかし、賃貸住宅や既存の便器に後付けできるのか不安に感じる方も多いはずです。本記事では、ウォシュレットを後付けするために必要な3つの条件を掘り下げ、それぞれのポイントと具体的な取り付け手順、さらには賃貸契約で注意すべき原状回復のポイントまでを徹底解説します。これを読めば、大家さんへの交渉や工事の依頼、トラブル回避策まで、一連の流れを安心して進められます。


はじめに:ウォシュレット後付けのメリットと注意点

ウォシュレットを後付けすると、以下のようなメリットがあります。

  • 快適性の向上:温水洗浄で冬場もヒヤッとせずに座れる。
  • 衛生面の向上:ビデ洗浄機能で掃除がラクに。
  • 資産価値の向上:賃貸でも設備が充実していると、入居者満足度がアップ。

一方で、後付けには電気工事や配管工事が伴うため、コストや作業範囲の確認が不可欠です。特に賃貸住宅では「原状回復義務」があるため、退去時に元の状態に戻せるかどうかを事前に検討してください。


後付けに必要な3つの条件

1. トイレ室内に専用の電源コンセントがあること

  • 200V/100Vの差異
    一般的なウォシュレットは100V仕様ですが、機種によっては200Vを使用するものもあります。設置予定の機種に対応したコンセント形状と電圧を確認しましょう。
  • コンセント位置と距離
    便器から1m以内を目安に。延長コードは感電や火災のリスクが高まるため、必ず電気工事士に依頼して新設するのが安心です。

2. 給水管と止水栓から分岐給水できること

  • 止水栓の種類
    止水栓には「ボール式」「バルブ式」「自在水栓」など複数種類があります。ウォシュレット用の分岐金具が対応するタイプか確認しましょう。
  • 分岐金具の選び方
    TOTO製・INAX製などメーカー純正の分岐金具を使うと、給水ホースの接続と耐久性の面で安心です。自己判断で安価な汎用品を選ぶと水漏れトラブルの原因になることも。
  • 配管の取り回し
    壁内配管が使われている場合、分岐箇所までホースを露出させるための軽微な壁加工が必要になるケースがあります。

3. 便器の形状・寸法と設置スペースの確保

  • 便座取り付け穴のサイズ
    多くのメーカーで幅約140mm、奥行約150mmが標準寸法です。既存便器のボルト間距離をメジャーで正確に測り、適合可否をチェックしましょう。
  • 便器のタイプ
    一体型便器・組み合わせ便器・タンクレストイレなど、それぞれに対応するウォシュレット形状が異なります。購入前にメーカー適合表を必ず確認してください。
  • 前後左右のクリアランス
    便器中心から左右壁面まで25~30cm以上、前方にドアや他の設備まで50cm以上の余裕を確保しましょう。狭い空間では設置自体が難しい場合があります。

取り付け手順を詳しく解説

STEP 1|既存便座の取り外し

  1. 止水栓を時計回りに回して水を止める。
  2. ホース上の水を雑巾で受け、給水ホースを慎重に外す。
  3. 便座の固定ナットをスパナで緩め、便座本体を取り出す。

STEP 2|分岐金具の取り付け

  1. 止水栓のナットを外し、分岐金具を取り付けて再度ナットを締める。
  2. 分岐金具の別ポートに給水ホースを差し込み、付属のパッキンとナットで漏れのないよう締め付ける。
  3. 金具まわりに水漏れがないか一度給水テストを実施。

STEP 3|ウォシュレット本体の固定

  1. 便器取り付け穴にウォシュレット用の取付板をはめ込む。
  2. 本体を取付板上にスライドさせ、付属の固定ボルトで左右均等に締め付ける。
  3. 取付位置がずれていないか、水平器や目視で微調整。

STEP 4|電源・アース線の接続

  1. コンセントに電源プラグを挿し込む。
  2. アース線がある場合は必ず接地工事済みのアース端子へ確実に固定。
  3. ブレーカーを上げ、通電状況を確認。

STEP 5|動作確認と最終チェック

  1. ビデ・おしり洗浄の水勢調整を行い、便器内に水が乱れず飛び散らないか確認。
  2. 便座ヒーターの温度上昇をチェック。
  3. すべての配管・接合部に再度漏水がないか点検。

賃貸住宅でのトラブル回避ポイント

◆ 必ず大家・管理会社に事前相談

  • 改装許可を得る際は「仕様書」を添付し、どの部分に手を加えるかを明確に説明。
  • 許可書類を文書で残すことで、後のトラブルを防止。

◆ 原状回復義務の理解

  • 退去時には「入居当初の状態」に戻す必要があるため、取り外し方法を事前に確認。
  • 元の便座と付属金具は大切に保管し、必ず再設置できるように準備を。

◆ 費用負担の相場

項目費用の目安備考
電気工事(コンセント増設)10,000円~壁内配線の距離で変動
給水分岐工事5,000円~分岐金具+作業料込み
ウォシュレット本体購入20,000円~機能・ブランドで大きく差
便座取り外し(退去時)4,000円~プロ依頼の場合

よくある質問(Q&A)

Q1. 延長コードでいいの?
→ 安全面からNG。必ず専用コンセントを増設してください。

Q2. 壁に穴を開けないとダメ?
→ 基本的に露出配管で対応可能ですが、給水管位置次第では小さな穴あけが必要になることも。

Q3. 賃貸で大家が許可しない場合、どうする?
→ まずは管理会社を通して交渉。それでも難しい場合は、ポータブル式の瞬間湯沸かし機能付き便座を検討。


まとめ

後付けウォシュレットは、条件さえ揃えば賃貸でも導入可能です。電源コンセント、給水分岐、便器の適合性という3つのポイントを押さえ、設置前には必ず大家・管理会社への許可と原状回復の段取りを確認してください。工事費用や手間はかかりますが、一度導入すれば快適性と衛生面の向上を長く享受できます。これからウォシュレット後付けを検討される方は、本ガイドを参考にスムーズな導入を目指しましょう!

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