浴槽の汚れ別徹底ガイド ~石鹸カスからサビまで見違えるほどキレイにする方法~
日々の入浴で蓄積しやすい浴槽の汚れは、石鹸カスや水垢のようなアルカリ性汚れから、皮脂やカビのような酸性汚れ、さらにもらいサビ(鉄サビ)まで多岐にわたります。それぞれの汚れ特性に応じ、酸性洗剤(クエン酸など)やアルカリ性洗剤(重曹や塩素系漂白剤など)を適切に使い分けることで、頑固な汚れも効率的に除去できます。本コラムでは、汚れの種類ごとに特徴を詳述し、具体的な掃除手順とあわせて日常の予防策までを網羅的に解説します。
浴槽の汚れの種類
石鹸カス
石鹸カスは、石鹸成分が湯中のカルシウムと反応して不溶性の金属石鹸として固まった白い汚れです。特に石鹸を多用する家庭では、浴槽の側面や排水口付近に厚い層を形成し、放置すると排水不良やヌメリの原因になります。
水垢
水垢は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムが高温下で析出し、乾燥後に白いウロコ状の層を形成する汚れです。浴槽の縁や蛇口周りなどにザラつきが生じ、見た目のくすみや触れた際の滑りにくさを招きます。
皮脂汚れ
皮脂汚れは、人体から分泌される油分や入浴時の化粧品、石鹸カスなどが混ざり合って付着する酸性のぬめりです。特に排水口やゴムパッキン部に溜まりやすく、放置するとヌメリの繁殖や臭いの原因となります。
カビ
カビは高温多湿の浴室環境で繁殖し、赤カビと黒カビに大別されます。赤カビはピンク色のぬめりとして比較的簡単に除去できますが、黒カビは根を張るため漂白剤などでの徹底除去が必要です。
サビ
サビは、ヘアピンやカミソリなどの金属から流出した微細な鉄粉が付着し、酸化して赤茶色の斑点になる「もらいサビ」です。放置すると表面硬化して落としにくくなるため、早めの対処が肝心です。
汚れ別詳細掃除方法
石鹸カスの掃除方法
- クエン酸スプレーの作成:水100mlに対しクエン酸小さじ1を溶かす。
- パック洗浄:汚れ部分に吹きかけ、ラップやキッチンペーパーでパックし、30分放置。
- こすり洗い:スポンジや歯ブラシで優しくこすり、シャワーで洗い流すと分解された石鹸カスが落ちます。
水垢の掃除方法
- 酸性パック:クエン酸スプレーを水垢部分に吹きかけ、15~30分放置。
- こすり落とし:スポンジで円を描くようにこすり、水ですすいでから乾拭きするとウロコ状の水垢もクリアに除去できます。
皮脂汚れの掃除方法
- 重曹ペースト:重曹:水=3:1でペースト状に練る。
- 塗布と放置:汚れに塗り、20~30分放置。
- 強化オプション:頑固な場合は沸騰させた重曹水をスプレーボトルで吹きかけ、数時間置くとアルカリ度が上がり、一層落としやすくなります。
カビの掃除方法
- 赤カビ:
- お風呂用中性洗剤や重曹でこすり落とす。
- 広範囲の場合は塩素系漂白剤を5~10分パックし、ブラシでこすり洗いします。
- 黒カビ:
- 酸素系または塩素系漂白剤を塗布し、ラップで覆って30分放置。
- ブラシで擦り、シャワーでしっかり流します。
サビの掃除方法
- 軽度のサビ:重曹を振りかけ、スポンジで優しくこすり洗い後に水で流すと落ちることがあります。
- 重度のサビ:クエン酸スプレーを吹きかけ、キッチンペーパー→ラップで30分パック後、歯ブラシでこすり落とします。必要に応じて還元型漂白剤や専用サビ取り剤を併用すると効果的です。
掃除のコツと予防
日常的なメンテナンス
入浴後に浴槽全体をシャワーで流した後、乾いたマイクロファイバークロスで水滴を拭き取ることで、石鹸カスや水垢の予備軍を抑制できます。さらに、排水口にヘアキャッチャーを設置すると、皮脂と髪の毛の混合によるヌメリの発生を大幅に減少させられます。
適切な乾燥と換気
浴室乾燥機能や換気扇を入浴後20~30分以上運転し、湿度を下げることでカビの繁殖を防ぎます。窓がある場合は少し開けて通風を良くすることで、さらに効率的に湿気を排出できます。
定期的な部分清掃
週に一度はクエン酸スプレーや重曹ペーストで浴槽の隅やゴムパッキン周辺を重点的に清掃しましょう。この定期清掃により、汚れが深刻化する前に対処でき、大掃除時の手間を大幅に軽減できます。
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