洗面所蛇口の水漏れ原因とDIY修理の完全ガイド

洗面所の蛇口水漏れは、内部パーツの経年劣化や接続部の緩みによって引き起こされる代表的なトラブルです。DIY修理では、まず止水栓を閉じて作業し、ハンドルを分解して三角パッキンやコマパッキン(ケレップ)を交換する方法が一般的です。さらにシングルレバー混合水栓では、バルブカートリッジの交換やシールテープの巻き直しも有効な対処法として挙げられます。

水漏れの主な原因

ハンドル・パッキン関連の劣化

三角パッキン(Oリング)の摩耗

ハンドル内部の三角パッキンが摩耗・硬化すると、ハンドル根元からポタポタと水が漏れる症状が発生します。
特に築年数の経過した設備ではゴムの弾力性が低下し、交換が必要になるケースが多いです。

ケレップ(コマパッキン)の劣化

吐水口からの水漏れは、コマパッキン(ケレップ)の摩耗が主な原因で、ケレップ交換で解消可能です。
ケレップは専用のパッキンが必要で、形状や寸法を合わせてホームセンターなどで購入できます。

カートリッジ(バルブ)の摩耗・劣化

シングルレバー混合水栓のバルブカートリッジは、約5年で摩耗しやすく、交換することで水漏れやレバーの硬さを改善できます。
カートリッジ交換にはメーカー品番の確認や専用工具が必要ですが、自分で行う場合は取扱説明書に従って慎重に作業してください。

配管・接続部のトラブル

シールテープの劣化・巻き不足

配管接続部に巻かれたシールテープが劣化したり巻き不足だと、ナット部から漏水するため再度8~13回程度巻き直す必要があります。

ナットの緩み

給水管と蛇口の接合ナットが緩むと、締め直すだけで水漏れが止まる場合があります。
ナットが固着している場合は潤滑剤を使い、無理に回すと配管を傷める恐れがあるため注意が必要です。

シャワーホースや排水管の劣化

シャワーホース付き洗面蛇口ではホースと本体接続部から漏れるケースがあり、ホース交換が解決策となります。
排水管のズレや破損が原因で床下に水漏れする場合は、専用クランプで固定するか配管交換を検討してください。

DIYでできる修理手順

準備と安全対策

作業前には必ず止水栓を閉め、水抜きのために蛇口を開いて配管内の水を抜きます。
排水口に蓋をして、取り外した小さな部品が流れ落ちないように養生してください。

三角パッキン交換手順

ハンドル上部のキャップをマイナスドライバーで外し、ネジを外してハンドルを引き抜きます。
次にカバーナットをモンキーレンチで反時計回りに外し、古い三角パッキンを交換後、逆手順で組み立てます。

ケレップ交換手順

吐水口の根元にあるカバーナットを外し、スピンドルを引き抜いて古いケレップを取り出して新しいものに交換します。
取り付け後はパッキンの向きを確認し、異物が入らないよう清掃してから組み立ててください。

カートリッジ交換手順

シングルレバータイプの場合は、レバーハンドルのカバーを外し、ネジを外してハンドルを取り外します。
外カバーと目印テープを用意し、カートリッジを引き抜いて新品と交換、再組立後に止水栓を開いて水漏れを確認します。

シールテープの巻き直し

分解した配管接合部のネジ山を清掃後、先端から2山目から時計回りにシールテープを8~13回巻き付けます。
巻きすぎるとナットが締めにくくなるため適度な厚みを保って巻いてください。

ナットの増し締めと配管固定

緩んだナットはパイプレンチで手締め後、さらに1/4回転程度しっかり締めます。
固着時は潤滑剤を噴霧後に数分置いてから緩めると作業がスムーズです。

修理後の確認ポイント

全ての部品を組み立てたら止水栓をゆっくり開き、各接合部やハンドル根元からの漏れを入念にチェックします。
水が止まらない場合は再度ナットの締め付けやパッキン向きを見直しましょう。

注意点と長持ちさせるコツ

作業時の注意点

工具の使用中は力を入れすぎず、配管や本体を傷つけないように注意してください。
パッキンやカートリッジ交換後、硬く締めすぎるとゴム部品が早期劣化するためトルクはほどほどに。

定期的なメンテナンス方法

半年に一度、ハンドルの動きや漏れの有無を確認し、早めにパッキン交換を行うことで長持ちします。
シールテープは再利用せず、都度新しいものを使うことで接合部の密閉性を保てます。

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