間接排水とは? 給湯器や空調ドレン、受水槽にオーバーフローなどの排水方法を解説

間接排水とは?

間接排水とは排水管と排水管が離れていて、1度大気中で縁を切ってから排水する方式で、下のイラストのような排水方法です。

なぜ間接排水が必要なのか

排水管が何らかの理由で詰まった場合、汚水が逆流する可能性があります。
飲み水や医療関係の機器など汚水が混ざってしまうと感染症のリスクがあり、大変危険です。
そのため、衛生上逆流をすると大きな問題がある箇所については間接排水とします。

具体的な箇所としては下記が挙げられます

▼サービス用機器
・冷蔵庫
・食器洗浄機
・洗濯機
・水飲み器

▼医療・研究用機器
・消毒器
・洗浄装置

▼水泳用プール
・プールの排水
・プール周りに設けられたオーバーフロー口からの排水
・歩道の床排水
・水及びろ過装置からの逆洗水

▼配管・装置の排水
・受水槽のオーバーフロー・排水
・上水ポンプの排水
・上水・スプリンクラー等の水抜き
・逃がし弁の排水

間接排水の注意点

・排水口空間を設ける
排水口空間とは機器につながっている排水管とその排水を受ける排水管との距離のことです。
排水口空間が狭すぎると間接排水が正しく機能しません。
排水口空間は口径毎に規定があります。

管径排水口空間
25mm以下50mm以上
30mmから50mm以下100mm以上
65mm以上150mm以上


・ホッパーを設ける
間接排水の受け側はホッパーを設けて排水が飛び散ったりするのを防止して適切に排水がなされるようにしなければなりません。

まとめ

今回は間接排水について解説しました。
皆さんの周りにも間接排水となっている箇所があるはずです。
お家の周りをみて確認してみてください。

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