建設業許可番号の見方と調べ方

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自宅の新築やリフォーム、修理など、建設関係の業者さんを探すとき、どの業者さんに頼もうか迷いますよね。

そんな時、建設業許可番号の見方を知れば、その会社がどのくらいの規模で事業を行っているか、信頼ができる会社なのかを判断することができます。

今回はそんな建設業許可番号の見方と調べ方について解説します!

建設業許可番号は「○○県知事許可(般-○○)第○○○○○号」のように表示されます。

上記の許可番号を以下の通りに分けてそれぞれの意味を見ていきましょう。

  1. ○○県知事許可
  2. (般-○○)
  3. 第○○○○○号

○○県知事許可

この部分は知事許可大臣許可かを示します。

知事許可は「○○県知事許可」と表示され、大臣許可は「国土交通大臣許可」と表示されます。

営業所が1つの都道府県内のみにある場合は知事許可を受け、営業所が複数の都道府県にある場合は大臣許可を受けることになります。

つまり、この部分を見ればどのくらいの規模で事業を展開している会社なのかが分かるため、修理やリフォーム、新築などを検討する際は1度見てみるといいかもしれません。

(般-○○)

この部分は建設業許可の種類と、いつ許可を受けたのかを示します。

まず建設業許可の種類は「一般建設業許可」「特定建設業許可」に分かれていて、般-○○特-○○と表示されます。

一般建設業許可を持っていれば500万円以上の工事を請け負う事ができます。(建築一式工事については、木造住宅以外では1,500万円以上、木造住宅では延べ床面積が150㎡以上の工事を請け負うことができます。)

また、特定建設業許可を持っていれば工事を元請けとして受注する場合に下請金額を4,000万円(建築一式工事の場合は6,000万円)以上にすることができます。

つまり、特定建設業許可を持っていればより大規模な工事ができます。

また、特定建設業許可を得るには一定の技術力と事業規模、経営の安定性が必要となるため信用のステータスにもなります。

次にいつ許可を受けたのかの部分は和暦で表され、例えば平成28年に一般建設業許可を取れば(般-28)、令和3年に特定建設業許可を取れば(特-3)と表示されます。

建設業許可は5年ごとに更新されるため、この数字が古いと更新をしていない可能性がありますので注意してください。

第○○○○○号

この部分は会社毎に振り分けられる番号で、特別な意味はありません。

また、5年ごとの更新の際もこの番号は同じままです。

建設業許可を持っているかを調べる方法

建設業許可番号の見方は以上の通りです。

では、どうやって建設業許可を持っているかを調べるかというと、いくつか方法があります。

まずはその会社のホームページの会社概要を見ることです。

大体の会社は会社概要に建設業許可番号を記載しています。

弊社も会社概要のページがあり、そこに許可番号を掲載していますので覗いてみてください。

もしホームページ内を探しても建設業許可番号が見当たらなかった場合は、その会社は建設業許可を取っていない可能性がありますが、建設業許可を持っているのに許可番号を掲載していないケースもあります。

もし、建設業許可番号が掲載されていなければ、国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業上検索システム」で会社名を検索してみましょう。

このサイトを使えば、全国の建設業許可を取っている会社を検索することができます。

もし、会社名を検索してみてヒットしなかった場合、その会社は建設業許可を取得していません。

まとめ

今回は建設業許可番号の見方と調べ方について解説しました。

会社選びの際は建設業許可を取得しているかどうかを調べたり、取得していれば建設業許可番号の内容を見てみるとどんな会社かが分かると思います。

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