自分でできるお風呂の詰まり解消ガイド──原因の確認方法から予防策まで
本記事では、お風呂の排水口が詰まる原因とその正確な確認方法をまず整理し、プランジャーやワイヤーブラシといった機械的手法から、熱湯・重曹+酢・過炭酸ナトリウムといった化学的手法まで、多彩なDIY解消法を詳述します。さらに、日常的なヘアキャッチャーの清掃や月1回の重曹+酢メンテナンス、固形石鹸から液体石鹸への切り替えなど、再発を防ぐための具体的な予防策もご紹介します。
1. 詰まりの主な原因
お風呂の排水口がつまる最も多い原因は、ヘアキャッチャーに絡まった髪の毛の蓄積です。
浴室内で出る皮脂やせっけん汚れは、水中のカルシウム・マグネシウムと反応して石鹸カス(金属石鹸)となり、配管内にこびりつきやすい性質があります。
これらに加え、浴室外にある排水桝(ます)で髪の毛や石鹸カスが沈殿し、下水管への排水を妨げるケースも少なくありません。
2. 原因の確認方法
2.1 ヘアキャッチャー・目皿の目視点検
まず排水口カバーとヘアキャッチャー(目皿)を外し、毛髪やゴミの詰まり具合を直接確認します。
2.2 排水トラップの分解掃除
封水筒タイプの排水トラップを分解し、中の封水筒やパッキン周辺に付着した汚れをチェックしましょう。
2.3 外部排水桝の点検
建物外側の排水桝にアクセスできれば、沈殿している異物の有無をフタを開けて確認し、問題があれば清掃します。
3. 自分でできる詰まり解消法
3.1 機械的除去
- ヘアキャッチャー清掃:ゴム手袋を着用し、ヘアキャッチャー内の髪の毛を手で取り除きます。
- ラバーカップ(プランジャー):排水口にしっかりと密着させ、押し引きして圧力をかけることで詰まりを浮かせます。
- 真空式パイプクリーナー:ワイヤーを挿入し、ハンドルを回転させて奥の詰まりをかき出します。
- ワイヤーブラシ・ハンガー:細く加工したワイヤーブラシやワイヤーハンガーを上下に動かして絡まったゴミを掻き出します。
3.2 化学的除去
- 熱湯を流す:配管の耐熱温度に注意しつつ、60℃程度のお湯を注いで皮脂や石鹸カスを軟化させます。
- 重曹+酢(クエン酸):排水口に重曹大さじ2杯を振りかけ、その上から40~50℃のお酢またはクエン酸水を注ぎ、1時間ほど放置後に熱湯で洗い流します。
- 過炭酸ナトリウム:湿った排水口周辺に小さじ1杯(約5g)を振りかけ、一晩置いてから水で流すと、漂白・除菌・脱臭効果で配管内も洗浄できます。
- 市販パイプクリーナー:泡タイプの高粘着製品を使うと、パイプ壁面に長く留まり効果的に汚れを溶かせます。
- 業務用洗剤(例:ピーピースルーF):強力なアルカリ成分でたんぱく質や油脂を溶解しますが、取り扱いは慎重に行いましょう。
4. 予防策
- 入浴後のヘアキャッチャー清掃:毎回、髪の毛を取り除く癖をつけるだけで詰まりのリスクは大幅に低減します。
- 月1回の重曹+酢メンテナンス:重曹と酢を同量ずつ流し、1時間放置後に熱湯で流す習慣で汚れが蓄積しにくくなります。
- 液体石鹸への切り替え:固形石鹸に比べて金属石鹸を生成しにくく、配管への付着を抑制します。
- 夜間の過炭酸ナトリウム振りかけ:お風呂上がりに過炭酸ナトリウムを撒いて翌朝洗い流すだけで、配管全体の汚れ防止になります。
- 酸性クリーナーで石鹸カス予防:頑固な石鹸カスには市販の酸性スプレーで定期的に除去すると再発しづらくなります。
5. まとめ
これらの方法を組み合わせることで、お風呂の排水口の詰まりを自力で効果的に解消し、再発しにくい清潔な浴室環境を維持できます。日々の小さなケアが、大きなトラブル予防につながりますので、ぜひ定期的なお手入れ習慣を取り入れてみてください。
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