DIYでできるトイレリフォーム完全ガイド:手順・費用・注意点を徹底解説

トイレは毎日使う大切な空間である一方、プロに依頼すると交換・リフォーム費用が15〜50万円と高額になりがちです。DIYなら材料費や工具費のみで済み、おしゃれな壁紙貼りやクッションフロア張りを自分のペースで進められます。しかし給排水接続や排水設備工事には国家資格が必要で、未経験で手を出すと水漏れトラブルに発展するリスクがあります。本記事ではDIYで挑戦できる工程、専門技術が必要な部分、工程ごとのポイントと注意点を詳細に解説します。

DIYリフォームのメリットとデメリット

メリット

  • コスト削減:便座交換や内装張替えだけなら材料費5,000〜30,000円程度で済むケースも多く、業者依頼と比べて数万円〜数十万円の節約が可能です。
  • カスタマイズ性:好みの壁紙柄やクッションフロアデザインを自由に選べ、収納棚や小物の追加も自分で設置できるため、理想のトイレ空間を実現しやすいです。

デメリット

  • 技術・知識不足によるトラブル:給排水管の接続不良は水漏れやカビ発生、床下の腐食につながるため、専門知識がない場合は大きな事故リスクがあります。
  • 保証・アフターサービス対象外:DIY施工箇所はメーカー保証の対象から外れる場合が多く、故障時も自己対応が必要になる点に注意が必要です。

DIY可能な範囲と要件

DIYで対応できる工程

  • 内装張替え(壁紙・クッションフロア):スクレーパーで既存の壁紙を剥がし、ローラーで新しい壁紙を貼り、床にはクッションフロアをカットして敷くだけの作業です。
  • 便座・ウォシュレット交換:既存の便座を固定ボルトから外し、新しい製品を取り付け、給水ホースとコンセントを接続して漏れや動作を確認します。
  • 手洗い器・水栓金具交換:止水栓を締めたうえで給水管を外し、新しい水栓を取り付けるだけなので、無資格でも対応可能な場合が多いです。

専門技術・資格が必要な工程

  • 給水装置工事・排水設備工事:給水装置工事主任技術者や排水設備工事責任技術者の資格がない者が行うと法律違反となり、事故時の補償対象からも外れます。
  • 電気工事:ウォシュレットのアース工事やコンセント増設は電気工事士の資格が必要です。

詳細手順(ステップバイステップ)

1. 計画・採寸

まず現状の不満(狭さ、水の流れ、掃除のしやすさなど)をリストアップし、リフォームの目的を明確化します。次に部屋の寸法や排水芯・給水位置、ドア開閉の干渉などをメジャーで正確に測定し、必要な材料と工具をリストアップします。

2. 資材・工具の準備

  • 資材:壁紙(クロス)、クッションフロア、巾木、接着剤、両面テープほか。
  • 工具:電動ドライバー、スクレーパー、カッターナイフ、ローラー、メジャー、保護手袋、マスク、保護メガネ。

3. 既存設備・内装の撤去

  1. 止水栓を閉め、タンク内・便器内の水を完全に抜く。
  2. 分岐金具と給水ホースを外し、便座・ウォシュレットを取り外す。
  3. 既存の壁紙・クッションフロア・巾木をスクレーパーで丁寧に剥がし、裏紙や汚れをきれいに掃除する。

4. 内装工事

  1. 下地処理:壁や床の凹凸をパテで平滑にし、十分に乾燥させる。
  2. クッションフロア貼り:寸法に合わせてカッターでカットし、下地に接着剤を塗布してしっかり貼り付ける。
  3. 壁紙貼り:上部中央からローラーで空気を抜きながら均一に貼り、柄合わせが必要な場合はリピート部分をしっかり揃える。
  4. 巾木取り付け:壁と床の隙間を隠す巾木を両面テープや接着剤で固定し、見栄えを整える。

5. 設備の再取り付け

  1. 便器本体設置:排水ソケットの位置を確認し、陶器を割らないよう固定金具を軽く均等に締め付ける。
  2. 給水ホース・分岐金具接続:パッキンの向きや緩みがないか確認しながら給水ホースを接続し、止水栓を徐々に開けて漏れをチェック。
  3. ウォシュレット接続:コンセントとアース線を正しく接続し、試運転で水漏れやエラー表示がないかを確認する。

6. 給排水接続の最終チェック

専門業者によるリークテストを依頼し、配管内部や接続部の水漏れがないことを保証してもらいます。異常があれば再調整・パッキン交換を行い、安全を確実にします。

注意点と法的留意事項

資格要件と法令

給水装置工事や排水設備工事は国家資格が必要で、無資格者による施工は法令違反となり、事故時に補償が受けられません。ウォシュレットの電気工事(アース接続、コンセント増設)も電気工事士の資格が不可欠です。

安全対策と廃材処理

作業中は必ず保護メガネ・マスク・手袋を着用し、電動工具の取り扱いに注意します。廃材は自治体の分別ルールに従い、壁紙・クッションフロア・陶器などを正しく処理してください。

費用相場と所要時間

DIY費用

  • 内装張替え:壁紙・クッションフロア、接着剤などで5,000〜30,000円程度。
  • 便座・ウォシュレット交換:製品代5,000〜20,000円+工具費。

業者依頼費用

  • トイレ一式交換(内装込み):15〜50万円程度。
  • 工期:半日〜5日間程度(既存下地や追加工事の有無で変動)。

まとめ

DIYでのトイレリフォームは、内装張替えや便座交換など一定範囲内であればコストを抑えつつ自由にデザインが楽しめます。一方、給排水や電気工事が必要な部分は専門資格が必須であり、安全・法令面を考慮すると業者依頼が望ましいと言えます。計画・準備を十分に行い、手順と注意点を守って快適なDIYリフォームに挑戦しましょう。

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